きくわん舎では、常に使う人のことを考え、用途に合った製品を作り上げることを大事にしています。そのために、材料や工程に妥協せず、何度も試行錯誤し、自分たちがしっかりと納得できた製品のみを商品としてお店に並べています。

これは「こだわり」ではなく、きくわん舎にとっては「あたりまえ」のこと。
それらのポイントは全体から細部まで数限りなく、語り出したら止まりません。
それだけ、しっかりと考え、計算して作り上げた愛着ある商品たちなのです。
ここではその一部をご紹介いたします。

" 引き算のデザイン "
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きくわん舎の商品は、必要最低限の金具のみを使用し、とてもシンプルな形にまとめ上げています。
いろいろプラスするのでなく、省略できるものを省略していった結果です。
こうすることで、お持ちいただいたときに、バッグだけが目立ってしまうことなく、お客様のファッションにすっと馴染む形に仕上がっています。

" 傷やシミを気にせずにお使いください "

きくわん舎のほとんどの商品に使われている素材は「芯通しの革」。表面だけを染めるのではなく、中まで染料を通しているため、もし表面に多少傷がついたとしても、湿った布で丹念に拭くことで、かなり目立たなくすることができます。
せっかくご購入いただいたのに、滅多に使えない商品では意味がありません。たとえ手間やコストがかかっても、お気兼ねなくお使いいただける素材を使って製作しています。

" 用途を考えた設計 "
肩にかけやすい持ち手

きくわん舎のショルダーバッグは、持ち手部分を湾曲した形にカットしているので、肩に沿ってかけやすい形となっています。
もちろんまっすぐ切り取る方が素材を無駄なく使えてコストは節約できますが、それよりも使う人の利便性を考えました。
また、持ち手の裏側は起毛の人工スエードを張り付けることで、より滑りにくくなるよう工夫しています。
革のスエードでは汗で色落ち・色移りがあったり、劣化が激しいため、「人工スエード」を使用しています。

出し入れしやすい柔らかい革

きくわん舎で1番人気のお財布は、びっくりするほど柔らかい革を使っています。
よくある革財布はカッチリ硬い中芯の入った革を使っていますが、これは型崩れしにくいようにするため。
つまり作り手側の都合です。
実際使ってみると、柔らかい革は大きく開くことができるため、中身の出し入れがとてもしやすいのです。
きくわん舎では常に使う方の使い勝手を考えています。

ポケットやファスナーの位置

きくわん舎の製品は、ポケットやファスナーの位置を実際に使いやすいように考え抜いて設計しています。
たとえばショルダーバッグの外ポケット。
肩にかけたまま、ファスナーの開け閉め・中身の出し入れがしやすいように、ファスナーの位置やポケットの向きを設計しました。
見た目だけでなく、使う人がストレスなく使えることを大事にしています。